2022年11月、本好きの憧れ「箱根本箱」に行ってきました。大きめの仕事を終えたご褒美です。
この記事では主に、近隣の観光施設である「彫刻の森美術館」について、お話しします。
箱根本箱から、彫刻の森美術館へ
2泊目の午前中に、近くの「彫刻の森美術館」に行ってきました。所要時間は、移動も含めて3-4時間です。
箱根本箱から、箱根登山線の強羅駅まで歩き、次の彫刻の森駅で下車、徒歩3分で到着しました。
強羅駅までの間に、箱根美術館もありました。紅葉の残りが美しい。11月上旬に来たかったな・・
彫刻の森美術館とは
- 1969年開館、国内初の野外美術館。7万㎡もの屋外展示場
- 近・現代を代表する彫刻家の、名作約120点を常設展示
- ピカソ館では、世界有数のコレクション319点を順次公開
そうそう、「野外美術館」と言うだけあって、箱根の澄んだ空気の中ハイキングをしていたら、
次々に彫刻が出てくるという感じでした。敷地内に、鯉が泳ぐ大きな池もありましたよ。
写真の彫刻は、オシップ・ザッキン「野山を歩くファン・ゴッホ」
普通にハイキングしていて、こんな人に遭遇すると怖いわ。
井上武吉「my sky hole 79 天をのぞく穴」
面白いなと思ったのが、井上武吉「my sky hole 79 天をのぞく穴」でした。
黒い方から地下に潜り、透明の方から地上に出ます。
地下には、座るスペースがあり上を見上げると小さな天窓があって、空が見えます。
おそらく、切り取った空を見るための作品だと思いますが、
私には、地下の狭いスペースで増幅された自分の呼吸音が面白かったです。
ゴーゴーという重低音+ピリピリピリという鼻先に感じる音。
伊本淳「断絶」
一番感動した作品は、井本淳「断絶」でした。
比較的新しいものから白骨化したものまで、多くの死体が絡み合い。
何かへの未練なのか、脚や手を空中にぐっと伸ばしている彫刻です。
コロナ前の2019年に鑑賞した、エイフマン・バレエ「ロダン〜魂を捧げた幻想」を思い出しました。
19世紀を代表するフランスの彫刻家ロダンをテーマにしたバレエ作品です。
なんといっても、彫刻をバレエダンサーたちの体で表現するのが、素晴らしかったです。
グレーの服を着ている人がロダン、それ以外の人は彫刻に成り切っています。
出典: JAPAN ARTS
「幸せをよぶシンフォニー彫刻」
最もフォトジェニックな/映える作品は、「幸せをよぶシンフォニー彫刻」でしょうか。
原案は、鹿内信隆。ステンドグラス制作は、ガブリエル・ロアール。
外壁がステンドグラスでできた塔です。中央には螺旋階段があり、登ると箱根が一望できるそう。
(私は、登るのが大変そうなのと、高いところが怖いので挑戦しませんでした)
塔の一階部分にいるだけで、様々な色の光に包まれて、すごく癒されました。
ピカソ館
館内は撮影禁止で、外からピカソ館自体を撮った写真しか残っておりません。
当然ピカソの作品が展示されていたのですが、驚いたのが陶芸の数!!
陶芸家だったのかしらと思うほど、たくさんの皿などが並んでいました。
また、ピカソの名画がどのような手順で描かれたのかが分かる、ビデをが流れていました。
デッサンをして、ネイビーの絵の具で陰影を表現し、その上に色を重ねていく。。。
まとめ
私には、非常に満足度の高い美術館でした。美術作品と景色が同時に楽しめるのが、最高です!
真夏や真冬を避けて、是非訪れてみてください🌟