2022年11月、本好きの憧れ「箱根本箱」に行ってきました。大きめの仕事を終えたご褒美です。
この記事では主に、館内の自然派イタリアンレストランでの食事について、お話しします。
コンセプト:ローカルガストロノミー
箱根発のローカルガストロノミーを標榜されているのですが、聞き馴染みのない言葉ですね。
こういう時は、の出番です。「ローカル」と「ガストロノミー」に分けて調べます。
ローカル(local):場所の、土地の、(特定の)地方の、地元の、一地方特有の、特定の地方向けの
ガストロノミー(gastronomy):美食(学)、料理法
え〜、「土地の名産品や伝統的な調理法を活かした、美味しい食事とその思想」でしょうか。
「美食(学)」とあるため、お料理自体だけでなく、その背景の思想も含むように感じました。
この写真は、1泊目の夕食の前菜です。箱根の山の落ち葉の上をざくざくと歩くイメージが湧きました。
「箱根本箱」のHPには、以下の記述があります。
相模湾や駿河湾の⿂介や神奈川や静岡の有機野菜や柑橘など「⽣産者の想いが詰まった⼒のある⾷材」たちを主役に、箱根のローカルガストロノミーを表現します。
2泊目の夕食:秋の演出・意味のある食材
夕食2回と朝食2回、全て美味しかったですが、写真が残っている2泊目の夕食を紹介します。
お料理1枚目の写真、「イカスミと何かを混ぜたもの(記憶が)」で土を模しています
葉の部分を引くと、蕪が出てきます。収穫体験をしながら、秋の味覚を楽しめる演出だそうです。
メインの魚は、太刀魚でした。脂が乗っていて、薄いお出汁ととてもよく合いました。
メインの肉は、経産牛(出産経験のある雌牛)でした。出産すると味が落ちると言われており、
あまり食べる機会がありませんが、しっかりした味の赤身ですごく美味しかったです!
皿が下げられて次の料理が運ばれてくるまでの間は、本を読んでいました(スタッフの方に確認済)。
一般的にはお行儀の悪い行為だと思いますが、ブックホテルならではの楽しみ方でした。
おまけ:パン・パン・パン
今回の滞在で少々やらかしてしまった事、、、
レストランのスタッフさんに「パンが美味しいですね!」と話しかけたら、
「ブーランジェリーヤマシタさんの天然酵母パンです」と返ってきました。ごめんなさい。
そうですよね、レストラン内でベイキングしていないですよね。
お料理も全部美味しかったのだし、お料理を褒めれば良かった。気が利きませんでした。
でも、本当にパンがすごく美味しかったんです。旅行帰りに、電車に乗って買いに行ったくらい!!
次の記事では、箱根本箱の「客室」についてお話ししようと思います。