2022年11月、本好きの憧れ「箱根本箱」に行ってきました。大きめの仕事を終えたご褒美です。
この記事では主に、「ロビーや客室の本棚」、「蔵書」や「著名人の選書」について、お話しします。
ロビー:壁一面の本棚
日の落ちた夕刻に到着。
正面には、2階まで吹き抜けの大きな窓。茫々とした秋から冬に移る山が見えます。
左右の壁は一面本棚。本棚の中に小さめの空間があり、隠れ部屋のような読書スペースになっていました。
この狭さが落ち着きそう。自宅に、書斎じゃなくてこんなスペースが欲しい。押入れの中的な。
「箱根本箱」のHPによると、12,000冊もの本があるそうです。一生かかってギリギリ読める量ですね。
クリスマスには少し早い時期でしたが、可愛いツリーもあり、暖炉の香りと相まってHoliday気分でした。
吹き抜けの上:低い本棚とコーヒー
本棚に沿うように階段が設置されており、2階へと進むことができます。
上った先には、背の低い本棚、エスプレッソマシン、一人掛けのソファーが数点ありました。
私のお気に入りのスペースで、滞在中は、大半の時間をこちらで読書して過ごしました。
写真を撮り忘れてしまったので、代わりに読んでいた本の一部を。。。
最果タヒの「死んでしまう系のぼくらに」、ルピ・クーアの「ミルクとはちみつ」です。
大きな仕事を終えた開放感からか、ロジカルな本より感情に直接作用するような本が読みたくて。
両方とも詩集です。内容のレビューは、また別の記事で。
部屋:あの人の本箱
「あの人の本箱」とは、各界の第一線で活躍されている「本を愛する」方の選書です。
各客室やロビーの端に置かれています。私の部屋は、森見登美彦さん、朝吹真理子さんでした。嬉しい!
なお、選書の内容は公表不可のため(ホテルから渡された注意書きにあり)、行ってのお楽しみです。
朝吹真理子さん、大叔母の朝吹登水子さんについては、色々と書きたいことがありますが、別の機会にします。
他に、石田衣良さん、江國香織さん、隈研吾さん、冨永愛さん、上原ひろみさん等の本箱があるようです。
こちらに、「あの人の本箱」に参加されている方の一覧があります。
次の記事では、箱根本箱の「食事」についてお話ししようと思います。