もう一曲だけ、語らせてください!
『やっと見つけた!元「ぼくのりりっくのぼうよみ」〜その1』 でお話した通り、
元「ぼくのりりっくのぼうよみ」が、Diosというバンドをされていることに気づきました。
Diosの楽曲も素晴らしいのですが、
もう一曲だけ「ぼくのりりっくのぼうよみ」の楽曲を取り上げたいと思います。
楽曲:Newspeak(ぼくのりりっくのぼうよみ「Noah's Ark」より)
ハマってしまって、一曲を無限ループ再生していたのが、「Newspeak」です。
歌詞が難解で分からない部分もあるのですが、「言葉に対する崇拝」と
「その言葉が力を失うことで、我々が知覚している世界が崩れていく様」を歌っているのかなと思います。
出典:Amazon
好きな理由(1):シンプルに声がいい
うまく説明できないのですが、全体的に「空気の量が多い声」で歌っているのが好き。
だるい声というのでしょうか。靄がかかった中を彷徨っている感じがします。
出だしの『空になって沈んだまま』の、
ぎゅーっと伸ばしている「な」と、ちょっと寂しそうな「沈(しず)」も素敵!
『傍観するaudienceが織りなす』の、
「なす」が掠声なのも、耳元言われているようで良い!ここまでくるとオタクですねw
好きな理由(2):「それでも言葉が好き」なんだろうなと思わせる歌詞に共感
『ぼくら言葉越しにでしか解れない』
『言葉で彩れば灯ともる』
『音は濁るけど言葉は褪せない』
『乾いた言葉を並べて意味を求めて彷徨い歩く』
『息絶えた言葉に縋って自分を探して彷徨い歩く』
並べると怨念を感じるけど、、、
現代のノアの方舟が連れて行った世界(=この世界)で、どうすれば言葉が重さを取り戻せるんだろう。
なんだか、最近サボり気味の短歌を作りたくなってきた。。。
ところで、「オーウェルみたいな世界」って何?
オーウェルといえば、小説『動物農場』ですよね。
でも「『動物農場』の中で描かれた世界」という意味では無さそうな。。。
『動物農場』とは
- 1945年に刊行された、ジョージ・オーウェルの小説
- 農場の動物が、劣悪な農場主を追い出して理想的な国を築こうとするが、
指導者の豚が独裁者と化し、恐怖政治へ変貌していく過程を描く - ロシア革命とソビエト連邦を理想の国とみなす「ソビエト神話」への警鐘
出典:Wikipedia
ジョージ・オーウェルの他の小説を探したところ、『1984年』が出てきました。
読んだことがないのですが、「この小説の中の世界」のことなのかな。
『1984年』とは
- 1949年に刊行された、ジョージ・オーウェルのディストピアSF小説
- 全体主義国家によって分割統治された近未来世界の恐怖を描く
- 欧米での評価が高く、思想・文学・音楽など様々な分野に多大な影響
出典:Wikipedia
それとも、『動物農場』と『1984年』の両方を含んで、「オーウェルみたいな世界」なのかも。